「光を感じる明るさ」で室内写真の明度を補正【Photoshop 印刷向け色補正術】

今回は、室内写真の「光を感じる明るさに」の色補正です。Photoshop の「トーンカーブ」を使って補正をします。
1. 曖昧な補正指示はニュアンスが不明瞭になる

「光を感じる明るさに」という指示は曖昧で捉えどころがありません。このような場合は、できるだけ人を介さずに指示者の方に直接お伺いしてニュアンスを掴めるようにしましょう。
2. 「光を感じる明るさ」とは「明るすぎること」と定義

今回はニュアンスを掴む機会がなかったので、独断で進行します。「光を感じる明るさ」とは「明るすぎること」と理解しました。CMYK の20% を5% 下げ・80%を10% 上げることで明るさを強調しました。
3. 「選択」はとても大切な対応

ニュアンスが掴めないため認識のズレがある可能性があります。印刷物の仕様にもよりますが、できれば2 パターン作製して選択していただくことも検討します。
4. レイヤーを分ける

後ほどお客様から選択してもらった場合を想定して、調整レイヤーは分けておくほうがベターです。今回は初回のレイヤーに想定補正のカーブを作製して「nomal」とし、追加のカーブは「over」としました。後々に処理の内容を思い出せるようにします。