これまでの事例は撮影のライティングに問題があり、名部調整が必須のものを取りあげてきました。今回はライティングがとても良く、明部やメリハリの調整は不要です。

にぎり寿司の画像も、他食品写真と同様にC 浮きは厳禁です。今回は明部調整が不要のためC の50% を10% 下げてC カブリを補正しています。

「トーンカーブ」は一見すると万能ツールに感じますが、色を強力に調整すると「濃度が落ちる」つまり「薄くなる」弱点もあります。今回ではC を下げるだけではなく「Mを上げる」ことで濃度と発色のバランスを取ります。

今回は「トーンカーブ」で粗方のC 浮きを取った後で「特定色の選択」で赤味を上げることで「新鮮そうに」に対応しました。思わぬ副作用が出る場合がありますので、慎重に結果確認をしながら進めます。