今回は写真全体にC浮きがありますが、背景のグレーバランスを確認しながら、トーンカーブで調整していきます。Cの左下を10%右にスライドさせて、青浮きを調整ます。

続いて食品の青浮き厳禁に対応します。サラダなので様々な色が混ざっていますが、全体のシアン浮きを先行させます。サラダをマスキングしてCの左下を10%右にスライドさせ、MとYの50%を5%上げます。

全体のCを下げたことで、レタスの緑が相対的に黄色っぽくなってしまいました。レタス部分をマスキングして追加調整することもできますが、今回は「特定色域の選択」を使用して調整します。

特定色域の選択で「グリーン系」のタブを選び、Cを+50%・M-35%・Y+35%に調整します。レタス部分の緑が戻って、みずみずしさがでてきました。特定色域の選択はとても便利な機能ですが、機能の性格上全く想定外の部分が動いてしまうことがありますので、慎重に確認してください。