「明るく・スミっぽさ抑える」で逆光女性写真を自然に見せる方法【Photoshop 印刷向け色補正術】

今回のブログでは、女性写真の「明るく・スミっぽさ抑える」という赤字に対する作業です。今回は Photoshop の「トーンカーブ調整」を使って対応したい思います。逆光でライティングがとても悪く、女性 と背景の青は異なる調整ですので、女性をマスキングして進行します。赤字にどのように対応するか見てい きましょう。
1. 女性の明部を調整

今回は逆光のため女性の色カブリを先行して調整します。 明部をしっかり調整するため、CMYKの右下を25%スラ イドさせます。女性の肌色を再現するため、追加でシアン の右下を10%スライドさせます。
2. シアンの明部分を追加で調整

明部が調整されて女性の再現は良くなりましたが、シアン の明部を追加で調整します。追加のレイヤーでシアンの左 下を10%スライドします。
3. 中間部分を調整

明部が調整されて女性の再現は良くなりましたが、中間部 が重く、暗い印象です。肌色のバランス(基本的にマゼン タとイエローは同量)もあまり良くないので、合わせて調 整します。マゼンタの50%を10%、イエローの50%を 7%下げました。
4. 赤字指示の比喩を理解する

女性が自然なライティングになって、明るくなりました。 「スミっぽさ抑える」は良くある指示ですが、実際にブラッ クの要素はないことがあります。「スミっぽさ」はあくま でも比喩で、趣旨を理解することが大切です。