社員の声

これならばお客様に納得いただけると、確信をもてるまで

瀧尾 亨 印刷部/機長 印刷業未経験で2008年に入社

印刷現場の体制について教えてください。

印刷部門は、現在20名の社員がいます。私が機長として担当する印刷機については、紙をセットする「紙積み」と印刷機のオペレーションを行う「機長」の2名体制で仕事をしています。

各部門との連携はどのようになっていますか。

我々はもちろんですが、お客様と直接やりとりをする営業担当が「これならばお客様に納得いただける」と判断できる色再現をするために、担当者とはお客様のご要望や現場の状況を細かく共有しています。また、現場では機長として品質に責任を持っていますが、製版部との緊密な連携を図り、印刷で調整できない場合には製版部と相談することで徹底した色調管理ができていると思います。お客様に納得いただける印刷物をつくり上げるため、営業から製本まで妥協しない姿勢で活発な話し合いがされていますね。

仕事をする中で気をつけていることはありますか。

「確認を怠らない」ことです。印刷事故がひとたび起きれば、お客様はもちろん社内でもさまざまな部署や関係者の労力負担につながってしまいます。誰も喜ぶ人がいない最悪な状態は回避しなければなりません。そのために、印刷トラブルにつながる機械のわずかな異常も見逃さないよう細心の注意を払うことを心掛けています。

印象的だった出来事があれば教えてください。

お客様が印刷立ち会いのために来社された際、印刷物の品質が追いつかず悩んだことがありました。それでもお客様からは、「現状でOKです」とその場でご了解をいただいたのですが、その時にどうしても印刷オペレーターとして納得できずにいて、「品質に問題があるので刷れません」と一度お断りをしたんです。それがあって、全台を別台で刷ることになりお客様や製版部に迷惑をかけることになってしまって……。しかし、結果的にお客様からは「品質に妥協しない会社」として高く評価していただくことにつながりました。自分の仕事に対して、諦めずに品質を追求する大切さを学んだ出来事です。