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アナログ製版時代のスキャナ

今回は少し話題を変えて「アナログ製版時代のスキャナ」です。私が業界に勤め始めた1980年代に全盛期を迎えました。今回の写真は「chocolife様ブログ(http://chocolife.blog80.fc2.com/)」よりお借りしました。chocolife様ありがとうございます。

1. 機械全体像

「ドラムスキャナ」と呼ばれた機械です。右半分のスキャニング部と左半分のフイルム部は同軸になっていて、原稿をスキャニングしながら同時にフイルムを露光する形になっていました。

2. 操作パネル

画像を調整する操作がパネルに凝縮されています。「倍率」「USM」「ライト・シャドウ」「トーンカーブ」「カラーコレクション」などを調整していました。Photoshopでは「トーンカーブ」や「特定色の選択」などに該当します。

3. 画像読み取り部

透明なドラムに原稿を巻き付けて、高速で回転しながらスキャニングしていきます。画面に見える「644」の数字は露光するフイルムの残量です。

4. セパレーションフイルム

フイルムはYMCKに分解されたネガで露光されます。「分解フイルム」「セパレーションフイルム」などと呼ばれました。このフイルムをアナログレタッチ部門に渡して、最終的なポジフイルムに仕上げていきます。

専属の職人が「お客様の求める色」を再現します

機械を熟知した専属機長による
最適な調整

製版担当と印刷担当による
包括的色調調整

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